夏の海^^など、あと
2023/03/16 02:26
夏の海
○波のよなポーズ決めたり夏の海
○波のよなポーズや決めて夏の海
○波のよな型や決めたり夏の海
○波しづか形や自由に夏の海
○形しづか波もしずかや夏の海
○露出せううで見上げると夏の海
○ふんわりと波のポーズや夏の海
○やんわりと波のポーズや夏の海
夏の海
○どこまでもならして行くや夏の浜
極暑
○花々の気にかけつつも極暑かな
○開運や極暑の中を集めけり
炎昼
○炎昼の陰の甘さや文学碑
夏の果
○夏果に食いつくされて海の王
○夏果に海族共の声や聞く
○夏果に海族共の捕らわるる
短夜
○短夜や長城となる朝の粥
○短夜や太極拳の空しづか
残暑
○はしばしに恨みの残る残暑かな
○既読なく怒り収まぬ残暑かな
夏の果
◯蕎麦処かれこれ夏の終りかな
◯蕎麦湯飲みそれぞれ夏の終りかな
極暑
○ベビーカー母解放し極暑かな
○偏差値にきみと呼ばれし極暑かな
○ポジティブに頭の中を極暑かな
○iPhoneや極暑となりし生理の日
六月
○六月をまなざしに置く好きなもの
涼し
◯月涼しまつわるものや四大神
立夏
◯炭酸の音聞くたびに夏や来る
夏の朝
○部活かな我と手がふれ夏の朝
○ユニフォーム畳まれてをり夏の朝
夏
○摂津より風やゆられて夏の酒
○摂津よりゆられつ波や夏の酒
○ゆられたる波は摂津や夏の酒
○成田屋の二階泊や夏の風
○夏なれば青春よりみちきっぷかな
○夏くれば青春の波音遠く
○夏なれば窓に冷たき星の峰
○夏なれば胸に張りつく思いかな
○夏の宴島の歴史を歌いけり
夏の宵
○ゆられたる波は摂津や夏の宵
夏
○たっぷりの旨みを吸つたフォーの夏
○アオザイの夏や香味の効いてをる
短夜
○短夜やはかなき夢を星の数
盛夏
○感動のこみ上げてくる盛夏かな
○しゃんしゃんと心も晴れて盛夏かな
○盛夏して旅立つ釈迦や人を見る
夏の夜
○夏の夜や愛猫空に瞼とじ
夏の夕
○夏の夕べ私といふ物語
○背伸びして寛容となる夏の暮
○折に触れ愛を語らん夏の暮
暑し
◯虫の羽の足下にある暑かな
夏めく
○夏めいてアラブの菓子や街の中
夏の果
◯白砂の海岸線や夏の果
夏の夜
○声遠くベースボールや夏の夜
八月
○八月や岸部に深くやはらかい
○八月やスケッチ空の色も行く
○八月につかみつかんだ自分かな
○八月の荒れて緑や空の青
○八月の黄色き歌や畑の花
○八月を束ねる君の花瓶かな
処暑
○処暑や筆の原風景の旅心
仲夏
○鬱蒼と山の膨らむ仲夏かな
夏
○荒れ果てて切るには伐れぬ夏の庭
三伏
○三伏の伸びた水差し口長し
○三伏や硝子の部屋の碧に傾む
夏の色
○武蔵野の野草遥かに夏の色
○武蔵野の長きまつ毛や夏の色
炎熱
○炎熱に誘惑されし釈迦開く
油照
○実らなき苦行のごとき油照
○遊行のこの上もなき油照
夏
○夏岬太平洋の真ん中に
○彼の腕もどれるのなら夏岬
○また寄する顔や変わらぬ夏岬
○お社に重なり消えた夏岬
短夜
○ながれゆく遊女もたれて明早し
○城方の遊女もたれて明早し
○明易しなめたるゆびのあしたより
○明易しなめたるゆびの間より
○短夜の夢やさめたる指の痩せ
○短夜のなめたるゆびに出て空
夏
○夏の背や受けていばらき大洗
夏の宵
○国盗るや楽市楽座夏の宵
夏めく
○夏めいて煮込料理のカウンター
○夏めいてグルメライター気取りなり
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