March.15.Wed 05:43
category:日記





去年の秋、帰省した時の母親との会話が忘れられない。

長い期間ずっと不安定で理解のない母親とは距離を置いていたけど、去年久々に帰省したとき、嘘をついて元気に過ごしているという設定だったからか、帰り際の会話の流れで何の気なしに、わたしが立ち直れて良かったと、ふと言われた。

一瞬、思考が停止して。身体が震えた。この時の感情はなんていえばいいんだろう。立ち直れて良かった、なんて。わたしはまだ日常生活すらままならないのに。一日中ずっと寝込んでいる日、狂ったように過食して泣き続ける日、自分でも自分のことがわからない。人と会うときには挙動不振にならず自然に振る舞えているか気にしながら、人前でパニックを起こさないか不安に感じながら、日々、神経を擦り減らして平常心でいれるよう必死に保っている状態で。

本当に立ち直って普通に暮らせるくらいになっていたなら、きっとそんな何気ない言葉、聞き流していたのかもしれない。なんとも思わなかったかもしれない。けど、人並みにすら成り立たない日常の最中にいるわたしにはあまりにショックな言葉で、まだまだ程遠く、立ち直れそうにもない現状とのギャップに眩暈がした。その会話に触れられて初めて、自分のついた嘘が自分自身の首をきつく絞めつける瞬間を感じた。これは、自業自得なのか。

帰省なんかしなければよかったと、後悔した。わたしは何をしても、しなくても、いつも後悔してばかり。正解があろうとなかろうと、結局わたしの選んだものはすべて間違っているような気がして。いつも劣等感に苛まれてる。

少しずつでも人と関わっていくことは大切だと思っているのに、わたしはいつも蔑まれるのが怖くて、拒絶されるのが怖くて。飾り立てて嘘にまみれて、また苦しくなる。こんな目の眩むような時間が積み重なっていくのなら、いつか心が潰れてしまう。虚栄を張った状態で誰かに受け入れてもらえたとしても、それって違うでしょう?

本当のわたしじゃない。結局わたしも、そんな自分自身を拒絶して。そのままのわたしを否定してる。




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痩せたらわたしに言えるんだ。
大好きだよ。愛してるよ。


     




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