◆ドメスティックバイオレンス
「冷えてきたな……凍えそうだぜ」
「抱き締めてあげようか?あったかいよ?」
ばきっ
――何で殴るかなぁ!!
(ほっぺた紅葉)
――うるせェ黙ってろ!!
(顔真っ赤)
◆まつストーリーモード
「小十郎の野菜が目当てねぇ……またレアな、……あ?」
「如何なされました」
「Ah〜……、あの半裸のKingに引っ張られてる奴はお前の夫じゃねぇか?」
「は?」
「……間違いねぇ、來海だ」
「まったく……………何をしてるんだあの馬鹿はっ!」
≡≡≡
≡≡
≡
「伊達印のお野菜をいただきに参りまして御座りまする!!」
「俺に勝ったらくれてやる……の前に、そのべそべそ泣いてる男は返してもらうぜ、言いたかねぇが俺の保護者なんだよ」
「何時までもフラフラほっつき歩いてんじゃねぇぞ來海」
「小十郎ぉ、政宗ぇええーっ!………ぐすっ」
「泣き顔もcuteだぜ來海…」
「…政宗様、御自重下され」
「ヒュゥ、嫉妬か小十郎」
「御戯れが過ぎますぞ」
「まぁ、迷子の方は伊達のお人で御座りましたか」
「良かったなぁ迷子!!」
「「(迷ってたのか…………)」」
――黒い、雨だった。
全てを塗りつぶすような冷たい闇色が、夜と雲の狭間を潜り抜け、立ち尽くす男へと降り注ぐ。
みじろぎ一つしない男は出来の良い人形のようで、不必要な不安ばかりが質量を増していく。
「……風邪引くぞ、」
鮮やかすぎる朱の番傘を手持ちぶさたにくるりと回し、待った。
返事、行動、何でも良い、何でも良いから返してくれと祈りに近い願いを胸に浮かべ、ただ、ひたすら待った。
(差し伸べた手を)
(優しく)(優しく突き放す男は)
(微笑みながら、確かに泣いていたのだ)
帰るぞ、と。
鷲掴んだ腕は死骸のように白く、氷のように冷たかった。
時空迷鬼
:わからない話
続きます。
バトルヒーローズ購入のため奮闘中(笑)
既出の武将は2や外伝のストーリーを使い回すんだろうか……
全部新しい話なら良いのにな。
以外sss、その頃現世にて