EXステージ

長い夢をみたんだよ
24/01/28 15:01
夢見


およそ50、60年に一度、霊力だか生命力だかが高い者が冥府の門番という名の人身御供にならなければならず、そしてそれは王族をトップに尊い血の家から出るのだという。それは幼少時に確定し、今回は王族から選ばれたらしい。人身御供とはいえ冥府ではそれなりの立場の者となるため、一般教養やらを現世で学び、門番の教育を冥府の現門番から学ぶ。門番を引き継ぐのはおよそ二十歳以降といわれているが、引き継ぐまでは現世と冥府を行き来することになる。
今回選ばれたのは王族で、五男三女の内の四男にあたる。現世と冥府を行き来する内に、冥府の入口を守護する集落の少女と恋に落ちる。が、もだもだもだもだ…少女は見た目の割にクールだし、普段真面目な四男は少女には気を許しているためへたれている。
なんだかんだと月日を重ねて、四男は門番を引き継ぐ。もう少女に会えることはないのだと門番の仕事に打ち込み引きこもる。とある門番の休みの日、布団に潜り込んでいると人の気配。布団の隙間から外を覗けば、部屋にいる少女。なぜ、どうして。少女が言うには、門番のエリアは生死の境目。門番は生きているが冥府側の者となるため現世に出ることは出来なくなるが、そこには冥府の者も現世の者も入ることが出来、互いにその先には行けない。さて、歴代の門番は集落の者となら婚姻出来るのはご存知?知りませんが???人に会えることも、ましてや結婚出来るだなんて知りませんが?とはいえ少女のクールさに自ら振り回されていた四男、自分にその見込みは無いだろうと呟く。会えないと思っていたし、会えて嬉しいけれど抱きつく訳にはいかないし、せめて今だけ少しの間だけでいいから手を握ってくれないか、と布団から手を差し出してお願いする。そっと触れられる温かい手。その温かさや色んな感情から出てくる涙に困惑して、布団に顔を押し付ける四男。頭の辺りの布団が捲られる。細い指が髪を梳く。仕方のない人、という声が聞こえて、つむじの辺りに手とは別の何かが触れる感触。まさか?と四男が顔を上げると、至近距離に少女の顔。面白いものを見たように微笑んで、私貴方のこと好きですよ?と、今度は額に口付けを貰う四男。夢を見ていた者(私)、脳内でドンパフ。
そこへ、部屋の外が俄に騒がしくなる。大きな声を聞くに、四男の兄三男が来たらしい。三男を引き止めに来た集落の者もいるようで。四男がなぜだか元気がないと聞く、霊力や生命力が強いからと門番に選ばれたというのになんたるだらしなさ、叩き付けてやる!おやめください、そういうのは関係なく大丈夫ですよ、今は客人がいらっしゃるので、という声。少女と四男が唖然と声のする扉の方を向いていると、バーン!と開かれる扉。憤然と部屋に入ってきた三男と、その背後であちゃーとしている集落の者達。三男、部屋に女性がいることに固まる。三男は女性に免疫がない。そしてあろうことか女性は四男と手と手を取り合っている。ラブの気配を察知、赤面する。邪魔をした!と叫びながら、また扉をバーン!と閉めて出ていく。少女と四男、顔を見合せ笑う。

っていう夢みたよ!!
飛び飛びで夢見たから細かいとこは設定盛り込んでみたけど、大体こんな感じ。


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