螺旋状に突っ走って死にたいプロフィール
2014/7/23 Wed 10:40
パーティーはおわっちまった


話題:風俗


さて始まりました風俗激闘編
ポロリもあるよ


「風俗王に俺はなる!」

そう叫ぶように友人は言った

ここは居酒屋である
そんなアホな発言は許される場所であるはずだが、この時は違った

なぜならこの日はクリスマスイブ
多くの恋人達が愛を語り合う時間帯に、俺と友人は居酒屋で飲んでいた


友人の叫びに店員がチラリと視線をよこした

店内はガラガラである
俺達の他にほとんどお客さんはいない

この日に働くのと、男二人で飲み明かす
どちらが幸せだろうか

考えてもしかたないことだ
幸せは相対的なものではない

そもそもクリスマスというイベントが嫌いな俺にはこの友人と飲むことはかなり楽しいものだった

しかし、友人はそうではなかったらしい
飲めないくせに酒を煽り、ワンピースをパクる始末
しかも下ネタ

このあとに出るセリフは想像がつく

「風俗行こうぜ!」
これである


〜風俗激闘編〜

これは俺にまだお金に余裕があったときの話である

バリバリ働き、使う余裕もなく貯金とストレスだけが貯まる日々

先輩にやたらご飯に連れていかれ、焼き肉屋ではメニューに載ってるの全部持ってきて!とかやられるから太り始めていたときでもあった
内臓が強くない俺はすぐにお腹を壊すため、普段の食事は質素なのがかえって災いしたのか脂肪を蓄えやすくなっていた(毎回ドカ食いより、時間を空けて定期的にドカ食いすると太りやすいらしい。お相撲さんは一日食ドカ食いする)


そんな暑い夏

俺の風俗デビューはいきなり始まったのだ

先輩達はバイタリティに溢れて、たくさん働き、たくさん稼ぎ、たくさん遊ぶ!
そんな人達ばかりだった

今日も今日とて飲み会
そんなときに一人の先輩が風俗の話を始めた

俺は全く興味がなかった

別にモテるわけではないが、なんでワザワザ女の子と話したり、エロいことをするために金を払わなきゃならないか理解できなかった

しかもこの風俗の話を始めた先輩は男から見てもカッコいい人で、モテまくる人だった
その人がお金を払って女の子と遊ぶ
それがよくわからない(まあこの先輩は風俗嬢を口説くのが好きだったみたいだけど)

俺は素直な馬鹿なのでその疑問を率直に聞いたのだ

すると先輩は「大人には大人の遊び方があるんだよ」
と答えにならない答えをよこした
他の先輩も参入し、風俗童貞か!このお子ちゃまめ!とからかわれ、良い店紹介してやる!と連れてかれそうになったが逃げたのである

どうやら俺の自尊心というやつはどこか常識から外れたところに反応するらしい

先輩にからかわれたことは大して悔しくない
風俗に興味もない

しかし、風俗から逃げたことと、自身の好奇心と行動力の無さ、臆病さに腹が立った

行ってやろうじゃないか

風俗デビュー決めてやらあ!

俺のいけないところは普段は臆病なくせに、変な方向に居直って無駄な行動力を発揮するところだった

この勢いを他に向けるべきだ


そして、俺はここで間違いを犯す

行くなら正々堂々と一人で行くべきだったのだ
漢と書いておとこと読みくらいの、仁王立ちで
性的な意味でも仁王立ちで向かうべきだった
恥ずかしがるくらいなら、やらなければいい
それでも止まることはできなかった


俺は友人を誘ったのである
その結果が冒頭でのやり取りに繋がる

彼は風俗にハマったのだ
クリスマスの早朝に風俗に行くくらいに見事にハマったのだ


そんな俺達の風俗デビューは
ピンクサロン、ピンサロだった

個人的には、キャバクラとかそういう話すだけのジャブから入っていきたかった
しかし、キャバクラは風俗だけど性風俗じゃねえ!と言い切られてのピンサロである

ピンサロを知らない人はお母さんがいる前でお父さんに聞きましょう
お父さんの反応で行ったことあるかわかります

まあ今は便利なものを今手にしてるわけで、それで調べてしまいなさい
そして後悔しろ


簡単に言うと、女性による手と口によるサービスを受けるお店です
自分で書いといて恥ずかしい

チュッパチャプスされるお店です

何これかえって卑猥!

友人は俺に任せろと店を選んでいた

この時、友人も風俗童貞どころかただの童貞でもあることを俺は忘れていた
なぜ友人に任せきりにしたのだろうか
きっとヤケになりつつ、この状況を楽しんでいたのだろう
変態か俺は

そして友人が独断と偏見で選んだ店に向かう運命の日がやってきた

続く





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