お久しぶりです。
みなさん、お元気でしょうか。
未曾有の大地震から、一か月が経ちました。
やっと一か月、まだ一か月、もう一か月。
あの時のことは、今でもはっきり覚えてます。
最初はいつものような地震。
でも、だんだん強くなって、柱が揺れて、停電して…。
震えが止まらなかった。
しばらくして、海の方からドーンと大きな音がして。
津波っていったって、どうせ町までは来ないだろうと思ってた。
でも、帰ってみて道路が流木であふれてて、ドアが開けられたままの乗り捨てられた車があって、線路には車が乗っかってて。
家と家族が無事だったことに安堵した。
断水してることを知って、家の中もぐちゃぐちゃで、その日は家族で車で寝た。
余震が10分おきに来るから全然眠れなくて、携帯も充電が切れたから、ラジオだけが唯一の情報源だった。
携帯で最後に得た情報が、浜辺に200の遺体が流れ着いていたということ。それだけで信じられない思いだった。
次の日、お店は営業してくれた。残った品物を売ってくれた。
小学校へ行って、給水車から給水もした。
トイレの水は、近くの川から汲んできた。
そんな生活が続いた。
自分たちが、今までどれだけ贅沢な暮らしをしてきたかを知った。
星や月が、どれだけ明るいかも知った。
だけど、電気がついて、テレビを見て、やっと現状を把握した。
まさか。まさか津波があんなにひどいだなんて思わなかった。
そして原発。これはまだ解決してない。
何度不安に思ったか知れない。
これからどうなるのかわからない。
けど、今この瞬間にも、危険な場所で作業をしてくださっている方々がいる。子供だけ東京に避難させて、原発関係者や自衛隊は仕事をしている。
だから、もう弱音は吐かないって決めた。
うまく言えない。まとめられないけど、
私は、生きられなかった人たちの分まで、精一杯生きようと思った。
亡くなられた方々には、心よりご冥福をお祈り申し上げます。