「あ、居た居た。雪代さーん!」
「おー…センセか、あんたから俺に近づくなんて珍しいな。どした」
「ええと、ちょっとお願いがありまして」
「へえ、明日は槍でも降るのかね。出来ることなら聞いてやるよ」
「ああ良かった、雪代さんしか頼れる人がいなくて…」
「持ち上げたって何も出ないよ。で、何だ」
「ちょっと鉛中毒になってみませんか?」
「良い笑顔だな」
「雪代さんなら『僕の身体をお使いよ』とか言ってくれるんじゃないかと…」
「俺の頭にゃアンコはねーんだわ、悪いな」
「通じるって素晴らしいですね…」
「疲れてんだな、先生」
「はい。だから鉛中毒に…」
「断る」
「…不老不死」
「科学者の目(物欲しそうな目)でこっち見んな」
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徹夜明けでちょっとブラックな南方先生と良い実験台になりそうな隊長。