今朝、父方の
おじいちゃんおばあちゃんから
みかんが届きました。
テンション上がる-。
地元の愛媛のみかん!
やっぱ愛媛ですよ、
甘くて旨い。
大学進学してから
あんま縁なくなって
毎年冬は寂しかった。
そこまで好きな訳じゃ
ないけど、
見ないとなると
寂しい。
毎年コンテナ2、3箱
あったから。
うんざりするぐらい
みかん見たし。
懐かしくはなる。
やっぱ愛媛だけに
親戚にみかん農家が居て、
毎年大量に無料で
届くもんだから
それが普通だと
思ってた。
冬に家にみかんが
あるのは当たり前で、
買うもんだと
思った事なかったから
県外出てびっくりした。
冬、みかん食べないんだね。
給食で毎日出るのも
普通じゃないと知って
衝撃受けた。
あと、みかん食べすぎて
手足の裏が黄色くなるの、
皆知らないんだね。
愛媛県民、
たぶん本当にみかん
好きなんだよ。
みんなみかん持ってるもん。
高校はお弁当だったけど、
弁当袋あけると
弁当箱の上にみかん
乗ってる光景は日常だし、
それを仲良しグループで
わけて食べるのも日常。
机の横に勉強道具入れる
鞄と一緒に
みかんの入ったスーパーの
袋がかかってんのも通常。
昼のデザートが
みかんだと知っていても
休憩時間にみんなで
みかん食う。
みかん配る。
薄皮が甘いとか、
ヘタの方からむくと
白い筋が取れやすいとか、
オレンジ濃いのが旨いとか、
みかん豆知識は常識。
交流の基本、みかん。
「指黄色くなってきた-」
って話し始めると
あぁそういう季節かって。
それくらい
みかんはあたしの日常
だったのに。
香川行くとない!
買ってみたが、すっぱい!
悲しかった…。
追い打ちかけるように
農家のおじさん
亡くなったり、
歳で農業できなくなったり。
みかんに触れない
5年は辛かった。
今年もみかん食べたい、
モードに入ってきた
今日この頃。
旦那に、
「他県のみかんは嫌だ。愛媛産のみかんが食べたい!甘くて美味しいみかんが食べたい」
と駄々こねてた矢先、
箱いっぱいに届いた訳で。
愛媛産が、まさに!
うまうましました。
懐かしい!
爽やかな甘さ!
適度な甘さ!
はぁ-、ほっこりする。
旦那見送って、
お礼の電話入れる。
睡魔きてたけど、
飲み込まれたら
もう起きない予感が
してたし。
じ-ちゃん達、
4時起床、
9時就寝、みたいに
典型的老人生活してるから
19時越えて、
電話すると
「こんな夜中にどうした!」
って驚かれるから、
電話は17時くらいまでに。
つーことで
やっぱ朝しかなくて。
「もしもし、おはようございます茜恋です-!」
間違えて苗字言いそうになった。
おじいちゃんと
しばらく話して、
おばあちゃんに
バトンタッチ。
「いま、母さんに代わるわ-」
「もう、お母さんじゃないわよ、…ねぇ」
恥ずかしそうなおばあちゃん、
萌えます。
毎回だけど、
可愛い会話なのよ。
一通り世間話して、
必死でみかんの話振る。
最初にすべきだけど
流される……。
「みかんっ!みかん、今朝届いたよありがとう!」
これが言いたかったのよ。
お茶送ったお礼らしいが、
それ内祝い。
あなたたちへの
お礼と感謝の気持ちなのです。
お礼のお礼返ってきた…!
大人さまに甘えて
お礼ループはしませんよ。
とにかく
みかんの感動を伝えなくつは。
「愛媛離れたらみかん食べる機会ないけんねぇ-。ちょうと愛媛のみかんが食べたいと思っとったんよ、ありがとう!」
おばあちゃん嬉しそう。
「果物食べないかんって、ネットにあったし、調度いいよ!」
おばあちゃん、体についていつも気にしてるからなぁ。
安心させつつ、お礼言って。
あ-、果物には飢えなくてすむ。
幸せ。
やっぱ愛媛好き!
あいらぶ地元!
そんな冬の始まり-。
料理のレシピ思い出したり
してると、
同時に調理中とか
食事風景とかも
思い出す。
たいてい母親の
料理を参考にしてるから
当然っちゃ
当然だけど。
あれ、おいしかったな-、
どうやって作ったっけ
って思い出すのが
通常なんだけど。
納豆見る度に蘇る
悪夢みたいな
思い出とかあったり。
小学生くらいだけど
もう強烈で。
辛いと言えば
うちの躾は、
「作った人と食事に感謝して、出されたものは残さず食べる」
っつ-、
たぶん普通な感じ。
で、小さい頃って
嫌いなものも多くて。
キャベツ大嫌いなのに
千切りがおかずに
添えられてるの見て、
いつもげんなりした。
もともとそんなに
たべる方じゃないから
ただでさえお腹いっぱい
なのに、
残るは
ドレッシングでもマヨでも
おいしくいただけない
大量のキャベツ。
いかに言い訳して
残すかいつも考えてたけど
やっぱ悪夢。
まぁそんで納豆の話。
納豆はご飯にかけずに
おかず感覚で食べる派。
ご飯に乗せると
ご飯全部ネバネバするし、
味足りなくなるしで
好きじゃないから。
でも
卵+酢+葱が入ったら
かける。
自分ではしないけど、
たまにパパの希望で
日曜の朝がそんな
納得ご飯の日がある。
家族4人分+おかわり分の
丼に入った大量の納豆。
まぁ旨いよね。
ある日曜、
「ん?」ってなる。
なんか明らかに酢の臭いが
ヤバいんですけど。
ガキさんが味見してなくても
嫌な予感の食卓。
「…お酢、…勢いよく入っちゃって…」
申し訳なさそうにする母親。
「大丈夫、さぁ食べるぞ」
愛する嫁をフォローする父。
問答無用でかけられる納豆。
「あ、今日納豆いらない」
とか言ったかもしれない。
失敗作だろうと
愛しい嫁の手料理が
食べれない訳がない。
結婚25年こえた今でも
いちゃらぶしてるパパママ。
当然、当時もそんな感じ。
もの凄いお酢の臭いが
充満する居間で、
思いきり納豆ご飯を
かきこんだ父。
「うぶっっ!!……ぉ、ふぉッ!……………ん、旨いぞ、お前らも食え!」
いや、父さま。
今思いっきり、
すげぇ勢いで吹いたよね?
「う……うん」
父が怖く逆らえない娘達。
「…うぐっ!」
食えたもんじゃねぇ!
たぶん通常の3〜5倍は
余裕で入ってる。
10倍も余裕かも。
とにかくドバドバ入ってんのが
わかった。
「た、食べれない…泣」
「何言ってんだ、出されたものは文句言わずに食べなさい」
いや、普段はそうするよ。
わかるよ、それは。
しかし、父よ。
咳込む程の酢はさすがに
食えねぇよ。
文句とか、さすがにこれは
言えるレベルじゃね?
いや、文句言いたいんじゃ
なくて、
これはちょっと勘弁。
とか言えるはずもなく。
子供たち、しばらく食べて
号泣。
母親もこれはないな、
って思ってたっぽくて
「もういいよ」
って言ってくれるけど
父親、
嫁が失敗なんて認めたくない。
嫁が作ったらなんでも
旨いんだ!姿勢。
当の嫁さんは
さすがにこれは無理だと
言ってくれ、
いっそ食えないと
言ってくれ頼む
みたいないたたまれない
苦笑い。
「ぉふっ…!」
咳込んで涙目の父親。
失敗だと言って欲しい母親。
号泣する娘達。
充満する納豆と酢の 臭い。
地獄絵図だった。
トラウマになって
10年くらい酢入りの納豆
食えなくなった。
結構好きだったのに。
まぁいい思い出っつ-事で。
あれから明らかに
酢入り納豆の出番へった。
もう見ないくらいの勢いで。
調味料って
思わずドバって入ること
稀にあるけど、
お酢だけは強烈すぎて
薄めることも
ごまかすことも不可能だよね。
あれだけは、
強烈すぎて忘れられん。
タブー化して
誰も触れないけど。
時には失敗を認める強さを
持たなくては、なんてね。