私は「湖なのか沼なのか判然としないくらいの濁りの水面、だけど息を殺し目を凝らせば数多の生き物の気配や姿が見えてくる」ような文章が好きなのだが、先日丁度そのような景色に夫と佇み、迷ったもののそこまでは感覚を明かさなくても良いなと思い口を噤んだ