まだまだ飽きが来ない辺り、かなりリプレイ性があるのではないでしょうか。
色んな得点方々があるんで未だにどれが最適な選択なのかはわからないし、キャラとその場によって変わるため最後の得点計算は毎度ワクワクする。

ひとまず気を付けるポイントは

・いずれかに特化する立ち回りを除き、無償で得点化+資材が支給されるアクションの「謁見」(姫)と「馬車」(騎士)を優先するよう意識してプレイすると100点超えくらいは大抵狙える。
特に王冠は獲得手段が限られており、謁見は好感度上げも兼ねるので腐ることがまずない。
(社交は上位資材へ変転するにも下位資材が必要で、交易は馬車で他の都市へ遠征に行くことが前提となっている。)
よって謁見と馬車の描かれたカードは取り合いになりやすい。

・ハイスコア狙いの場合なるべく姫は発展を意識していく。自分、相手共にアクションが強化されていくため相手の手助けにもなるが、発展しないことにはスローゲームとなり、やりたいことをやれないまま終わり全体的に得点も低くなりがち。
ゲームの設定的にも互いに国の発展を目指しつつも、自分なりの加点方式(エンジン)を築きあげて最後は自分の貴族家が美味しいところを掠め取る、って流れこそ面白いと個人的には思うの。
(逆に言えばお国の発展はそっちのけで、互いに足を引っ張り合うギスギスした読み合い、泥仕合を愉しむという遊び方も出来るのだが人を選ぶ←)


これらに気を付けながら再度各貴族家(アインフェリア除く)でプレイをしてみた結果、

カスティリオーヌ公爵家111
ヴィスコンティ公爵家120
ドラウグ伯爵家120
ベルセルク候爵家119
アインフェリア子爵家130

全貴族家でスコア110点は超える形となった。めでたし。
が、まだ社交+工房特化や謁見+商館特化のエンジンは試してないので次の機会に試運転してみる。

まだまだ各貴族家の最適な立ち回りを書くには経験不足ではあるが、大体スキルの特徴と基本的な運用は掴めてきた感じ。



カスティリオーヌ…初心者向け。
姫…社交、交易、謁見から一番左のマーカーを無償発展
騎士…資材を6つ入手

発展に特化したバランス型。
スキル優先度は騎士>姫。
中盤で騎士スキルにより資材を獲得し、それを利用して更なる発展を目指す。発展をしないことには強いアクションが打てない関係で、どちらのスキルも発展を促す作りがシンプルに使いやすい。特に騎士スキルの資材獲得は無駄に弱行動を取らざるをえない事故を極力減らせる。

終盤も加点アクションを優先するか、更なる発展で高得点を取るかを適宜使い分けられる。
得点源は個人ボードの発展と、共通ボードの発展トラック順位の独占。相手トラックの減点を狙いやすい副次効果もある。
発展だけを意識するか、全トラック1位独占程度に発展は抑えて、後は姫アクションの加点に尽力させる方が良いかの塩梅が未だわからず。


ヴィスコンティ…中級者向け。
姫…王冠+2、☆+1
騎士…馬車1×3

騎士は馬車+交易、姫は謁見+商館に長けるスキルで、場を見ながら戦術を適宜変えられる対応型。
臨機応変に相手の戦略に相乗りしつつ最後に利益を掠め取れるのが強み。その分、場を把握しながらどの戦略に的を絞るかの見極めが必要。

スキル優先度は場合によるが体感、騎士≧姫。
騎士は馬車1×3とスキルアクションとしては弱い印象だが、逆に言えばピック率の高い馬車を3手番分補ってくれて、その分を他のアクションに割くことが出来るとも。馬車アクションを7回分打つ前提で立ち回るとコントロールしやすい。
姫は即時王冠獲得により、毎ラウンドで先手を維持しやすくなり、目当てのカードのピックがしやすくなる。
ただし謁見、商館特化でもなければ加点面における優位性は乏しく、常に先手が良いとも限らない。欲しいカードがない場合や、謁見で元々王冠の獲得に事足りている場合は敢えて発動しないのも手。
ヴィスコンティ家は常にスキル即発動が優位とは限らないのが面白いところ。


ドラウグ…上級者向け。
姫…姫と騎士のカードの絵柄が揃った場合、そのアクションを行う
騎士…好感度が上がる度に2金獲得

最終盤の爆発力を兼ねたバランス型。スキル自体には特にこれと言った強味こそないが、ヴィスコンティ同様に臨機応変に立ち回りを替えられる。
スキル優先度は騎士>>>>>姫。
騎士のスキル自体は最終的に得点にもなる資金が大量に支給されるようになるためわかりやすいが、姫スキルが曲者。大変強力な分、使いこなすにはハンドマネジメントと運ゲーを制する必要がある。

姫スキルの発動機会は最終盤前提として、レベル3カードの並びを見て最終手番付近でどの加点が効率が良いかを"最序盤の内から"ある程度想定して動く必要がある。
これには終盤の山札めくり運にもよるところがあり、場合によってはレベル2アクションで妥協しなくてはならないケースも多々。
姫スキルを活かす場合何れかのアクションに特化させるのが強いのは確かだが、その分事故率も跳ね上がるため安定志向ならバランスよく発展しながら動いていくのが無難。


ベルセルク…中級者向け。
姫…交易(箱5)
騎士…レベル3の山から2枚ドロー、内1枚を加える

馬車、好感度上げ特化と、常に山札めくりによる運ゲーが伴う癖のあるタイプ。
スキル優先度は騎士>>>姫。
前半は好感度上げに尽力して騎士スキルの発動を最優先する。
4ラウンド前半までに騎士スキル発動が理想、それ以降になるほど騎士スキルの優位性が大きく損なわれていく。発動が遅れた場合は最悪切って良い。
騎士スキルは唯一5ラウンドに達する前にレベル3カードを呼び込めるのが強味だが、引き運に左右される。
騎士スキル発動前はバランスよく発展していき、発動後の引き次第でゲームの終着点を想定しながら展開していくのが安定する。

また姫スキルは個人ボードの交易発展度合いとは無関係なため必ずしも自身は交易を発展させる必要性はない。
馬車アクションさえしっかり行っていれば手堅い加点手段となる。問題は馬車アクションを引き込めるかどうか。(これまた運ゲー)


アインフェリア…初心者向け。
姫…社交or謁見を行う
騎士…白都市→緑都市

騎士は馬車特化、姫は社交or謁見に長ける変わり種なバランス型。
スキル優先度は騎士>>>姫。
白都市は資材や得点が貰える代わりに得点集計時は0点となるはずだが、これが騎士スキルにより緑都市として加点対象になる。無駄がなく、わかりやすく強い。

姫自身は交易以外に特化させた場合に+1手番で加点を狙える。下位の資材が貰える白都市を取っている場合は社交。赤資材や得点、好感度上昇の白都市を取っている場合は謁見をメインに発展すると良い。
中でも謁見に特化しておくのが無難。王冠カンストを狙いつつ加点が出来る。
正直ノリに乗ったら最後、馬車アクションが引けない限りは止められそうにないくらいに強い。



やることがわかりやすいのはカスティリオーヌ、アインフェリア、ベルセルク。
バランスよく動ける分考えることも多いのがヴィスコンティ、ドラウグ。
終始動きが安定しやすいのがカスティリオーヌ、ヴィスコンティ、アインフェリア(例外有り)。
馬車依存度が高く、それによる事故の可能性が高めなのがベルセルク、アインフェリア。
運ゲーによる不安定さが目立つのがドラウグ、ベルセルク、と言ったイメージかな。

総じてドラウグ、ベルセルクは癖が強くて楽しい。色々考えながら策士的に立ち回れるヴィスコンティも良き。

いじょ。