stardust

面白そうだったのでアリス殺しという本を買って読んでみました、面白かったです。

SFのようなミステリーですかね？
内容としては、主人公は最近アリスの夢ばかり見ている。
その夢の中でキャラクターが死ぬと現実でもそのキャラクターの夢を見ていたと思われる人間が死んでいる。
どうやら向こうと現実の死はリンクしているらしく、帽子屋と三月ウサギのいい加減な調査でアリスは事件の容疑者にされてしまう。
無実を証明できなければ女王に処刑されてしまう、アリスは同じように夢を見ている人物たちと真犯人を見つけようとする。

みたいな感じですかね。
これだけだと普通のSFっぽいんですが、この本とてもグロいです。
殺されるときの描写がしっかり書いてあるので、苦手な人にはオススメできないかも…

謎とトリックは秀逸でした、向こうで誰がどのキャラクターだったのかがポイントになってくるんですが、これは最後までわからなかった というか騙されました。

キャラクターがまた原作のキャラクターを動かしているみたいにそのまんまです。
言葉遊びの要素、意味不明な会話の応酬、ひたすら言葉の揚げ足取りで話が先に進まない。
原作そのものの世界観を表現していて面白いです。

最後はどんでん返しで事件はちゃんと収束しますが、後味は良くはないです、なんせグロいので(笑)

気になったらぜひ読んでみるといいと思います。