2014-6-13 21:14
そうそう
今朝、ふたりでネットニュースを見てたんだ。
(電車に遅れそうになったっけ)
榊がタイトル読むなり
着替え途中なのも構わず駆け寄って
ぴたと頭から体から寄せ合い、スマホの狭い画面を丁寧にスクロールして、一言一句落とさぬよう文章を追ったよ。
同性婚に関する解釈改憲の話、
大きな扱いではないし
朗報、には程遠いけど
確実に反応が起きてる。
そのことに榊と感動して、喜んだ。
2014-6-13 20:59
夕方ギリギリに大型案件に修正が入ってきて4時間本気でPCに向かってた。
会社を出た20:45という時間が、どういう時間なのか分からず、いまだにふわふわしている。
少なくとも遅くまで残ったという感覚はない。
昨日は定時で上がったから落差はかなりあるはずなんだけど。
あぁ、なんか。
ちゃんとやったはずなのに
ふわふわしすぎて不安になる。
今日の夕飯は
豆腐とキャベツとしめじと大根のチゲらしい。
味噌仕立てかな。醤油だといいな。
榊のご飯なら、なんでも美味しく食べちゃうけどね。
2014-6-13 09:13
明日、久しぶりに「デート」するかもしれない。
榊に誘われた。
今朝、駅までの道すがらで
それとなく確認したけれど
気分は変わってないようだった。
もう何年も一緒に暮らしてるから
毎日がデートのようなものだけれど
あることをするため(デート定番メニュー)に
わざわざそこに行くというのが
改めてデートのようで
今更ながら、恥ずかしい。
(一応言っておくと、二人ともあまり遠出はしない。電車で20分くらいがせいぜい)
嫌いじゃない、むしろ好きな街だけれど
行き慣れてないし、
とにかく服装に悩む。
悩むほどの服も持ってないけど。
2014-6-13 09:05
頑張って榊に合わせて起きるけれども
おはよう、と挨拶して
お弁当の中身の相談をしたら
寝室に戻ってタオルケットと戯れてしまう今日この頃。
うつろな頭の後ろの壁の向こうから
料る音が聞こえる。
いんげんの茹で時間をしらせるタイマー音
ごはんの炊き上がりを知らせる間抜けなメロディー
食器を重ねる音
卵をかき混ぜて熱したフライパンに流す音
合間に
夜中に麦茶を飲んだコップをさげたり
目覚めのカフェオレを持ってきたり
こちらの部屋に来る。
足音が近づくと起きたふりをする。
といっても足先をパタパタとじゃれるだけだが。
「鳥さん、来てるよ」
榊が優しく囁きながら
顔を覗き込んでくる。
ゆっくりと目を開けて穏やかにその視線を受け止める。
ここ数年から、近くに四十雀が来るらしく
この声を聞くのが毎朝の日課になっている。
今日も、スピスピスピ、スピスピスピ、と高く澄んだ声で呼んでいる。