アイスとガラナコーク

「仕事終わって帰るよ」とメッセージを送ったら、榊からアイスのアイコンだけ送られてきた。

「買ってあげる」
約束して帰った。

家までの途中のコンビニで待ち合わせして、榊のアイスと、僕のスイーツをあさった。

僕のスイーツがなかなか決まらなくて、榊は陳列棚の間を縫うように散策し、時間を潰していた。

飲み物用の冷蔵庫の前、僕のいるスイーツコーナーのそばまで戻って来たところで
「あ、コレにする。前から飲みたかったヤツ」
とガラナコークを取り出していた。

鮎川は?
と聞かれて
あんまん、と僕は答えた。