タイトルなし

遠くから見つめる電波塔は
すくっと立っていて
夕日を背負ったシルエットが様である


それが近づくほどに
色々見えたり
大きく見えたりして
怖くなってくる

威圧的



人付き合いもそうだと思う




でも

強い斜陽に照らされた姿なら
無機質なシルバーも
オレンジに溶けながら
柔らかく光を跳ね返すから

そんな恐れも杞憂に終わって


ただただ優しい気持ちになる。
ひたむきさに