先日美容師さんとめちゃくちゃ熱く語っててやっとまとまった。

鬼滅ってキャラクターの心情を全部セリフで説明するから、私はそこは好きじゃないんだけど、解釈が分かれないんだよ。
完璧な方程式があって、確実に心を動かしにくる。
だから「意味がわからない」ってことがない。
全てが「わかりやすい」。
私は他のアニメや漫画だとキャラクターの気持ちを想像したり、表情から読み取ったり、ほんとはこうなんじゃないかみたいな逆張りをするのが好き。
多くを語らないからこその魅力というか。
それでも鬼滅は面白いと思うよ。
でも皆が皆星5つ付けるほどじゃないし、人生を劇的に変えるようなコンテンツじゃないし、首をシュバシュバ斬るのをちびっ子が見るのもしっくりは来ない。
だから、「日本国民みんなが好きな作品」みたいな扱いは好きじゃないから、あくまで私個人が好きな点をあげるとしたら。
鬼滅で葬式並に泣くのは、全てが計算し尽くされて泣かされているわけよ。
計算し尽くされてるの。
打算的な意味じゃなく、アニメファンからすると、アニメって作り手の情熱に胸打たれる事が多いわけだけど、鬼滅はそれが凄い。
原作に色彩を与え生命を与え、声と音楽がさらにさらに表情を豊かにしてる。
同じ目的に向かってひとつになってる。
プロ中のプロしかいないからめちゃくちゃプロフェッショナルなアニメになってる。
もし内容やキャラクターが好きになれなかったとしても、アニメのクオリティとしては完璧なんだと思う。
何と言っても声優さんの豪華なことよ。
声優さんには尊敬しかない。
だから声の演技ができない人にゲストとかはやって欲しくない。
その瞬間台無しになる。
そこは頼むわ。
いや、見なきゃいいだけだけど。
私はこんなに素晴らしい無限列車編を観せて頂けただけで幸せだ。
鬼滅が最高かどうかは置いといて、無限列車編は間違いなく最高なんだ。