呪いが解けたかのようだ。
誰にかけられた呪いなんだかわからないが、私はずっと
「自分は人から愛されない」
「他人は私に興味がない」
「世の中は私に優しくない」
「世界は私を愛してないので棚ぼた的な幸運は訪れない」
という思い込みがあった。
なんかこう書くと、ヤバいやつみたいだな。
一匹狼気質というか、自分自身がしっかりしないとこの世の中をサバイブできないと信じていた。
まあそれは半分あたりだとは思うんだけど。
だからこそ子どもができるまで何も愛してこなかったし、ずっとこの身一つだった。
色々な挑戦をしてきた方だと思うんだけど、失敗も借金も怖くなかったし、
家宝は寝てても私のところには来ないので挑戦しないと何も得られないと思ってた。
んだけども。
最近仕事を取るために実名でツイッターをしている。
まあぼちぼち仕事も取れてるんだけど、仕事よりもそこで繋がったゆるいコミュニティに、私を応援してくれる人が存在することに驚いている。
今月ちょっとした数の力が必要なチャレンジをするんだけど、それに応援してほしいとストレートにツイートしてみたら応援してくれるらしい。
なんのメリットもなく他人を応援する人間が存在することは知っていたけど、それが自分に向けられるということが不思議な気分というか。
「サイカさんのことが利害関係なく応援したいんだよ」
と言ってくれた人がいて、なんかもう意味わかんねえなって。
世の中は私が思っているほど過酷ではないのかもしれない。