岸田文雄首相、大型連休期間中は外遊へ… 「能登半島はほったらかし」「被災地で現況を視察しろよ」非難の声

4/27(土) 15:31配信
中日スポーツ

 岸田文雄首相は大型連休期間中に、フランスと南米を訪問する。能登半島地震による復興がなかなか進まない中での外遊に、ネット上では「はあ?能登へ行け」との声が上がった。

 岸田首相は来月1日から6日間の日程で、フランスのほかブラジルとパラグアイを訪問。フランス・マクロン大統領との首脳会談や経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会に出席し、ブラジルでは日本の首相として10年ぶりに政策スピーチをする。26日に林芳正官房長官が発表した。

 これを受けX(旧ツイッター)上には、「外遊だらけで能登半島はほったらかしです」「被災地で現況を視察しろよ」「ゴールデンウイークに海外へカネのバラマキ旅行か、能登へ視察はいつになる」と非難する声が挙がった。

 27日には、岸田首相が翌28日投開票の衆院島根1区の補選への応援演説に入る、と各社が報道した。これに対しても、「能登より選挙。国民より保身」「行くべき場所は、島根じゃなく石川だろう」などと批判がうずまいた。

 岸田首相の石川県訪問はこれまで、1月と2月の2回にとどまっている。れいわ新選組代表の山本太郎参院議員が24日の参院予算委員会で、今月8〜14日に訪米した岸田首相に対し、「アメリカではなく奥能登に行っていただきたい」と求めている。