授業中。
先生「だからね…あ、ちょっとここから話それますけど。でね、そういう人は上から降ってくるんじゃないかって思うんですよ」
私「…上から降ってくる?」
友「インスピレーションの話じゃない?」
先「芸術家なんてのはその際たるもので、例えばメロディーなんてどんなに勉強したって出てこないじゃない?」
生徒「あぁー」
先「あとあれもそうだよね。…あ、この世代まだわかるかなぁ?スラムダンク(キリッ」
私「!?」
友「鞄からスラダン出てきたー!」
私「ま さ か の。…読んでたのかなぁ」
先「このさ、ずっと絵だけで話が展開して最後に一言『左手は添えるだけ』って!もう本当に天才なんじゃないかって思うでしょ!?」
私「先生には悪いが、正直スラダン読んだことないわ」
友「先生、相当好きなんだね」
先「じゃあこれ回しますね」
生徒「え、」
友「回すのかよ」
私「資料扱いかよ」
友「渡された子も困ってるよ」
私「そりゃ困るよ。資料じゃねぇもん」
先「まぁ、そんなわけで話を戻しますがね。…あ、そこの人あんまり真剣に読まないでね。皆に回らないから」
授業が聞けないからじゃないのか。
先生どんだけスラダン好きなんだ・・・。
もう先生は非常に愛くるしいので何でもよいです。
銀河鉄道の夜(アニメ)を授業で見て、主人公がせっかく拾った活字を引っ繰り返してしまうシーンで
「ああっ!可哀想すぎるー!」
とコメントしたあたりから、彼は非常に愛くるしいです。
普通にオジサン世代なんだがなぁ…。
あんな可愛いオジサンを私は見たことがありません。