二人旅



私にとって娘はなくてはならない人生の伴走者だ

娘にとっては更にそうだろう

毎日、電話を何回もしている

毎日、私は娘の家に行く
娘と孫の顔を見に


半年に一度くらい、大喧嘩をする
大体、私が悪い すると娘は明くる日まで大泣きしている 目がはれるほど泣く

私は後ろめたさで、身の置き所がなくなる

此れほどに仲良しの親子も珍しいだろう

娘は私にとって宝なのだ 子ばなれ、親ばなれとは、次元の違う話だ



日の光を待つ

眠れない夜が怖い

日の光を待望している

死にそこなった吸血鬼のように

ちっぽけな自我を

太陽に 滅ぼされることを 願っている

人に生まれたのなら
せめて 日の光の中に眠りたい

永遠の 命を 得るのだ

誰にも 支配されない

永遠の 生を



お母さんの冬コート

もう宅急便が着いた時間なので待ちきれなくて、こちらから電話した
お母さんは上機嫌で、ぴったりだと話してくれた
デザインも気に入ったらしい 明日の病院に早速着ていくと言った
ぴったりだけど、中にセーターを着れると言う
本当に気に入ってくれてよかった
私達も本当に嬉しい


故郷のお母さん


お母さんは81歳だ

懐かしいお母さん

大切なお母さん

2月に私達のところにやって来るのを楽しみにしてる
コートがないから、何か良さそうなコートを送ってちょうだい、と言われていた
最初に送ったコートは小さかった
次ぎに見繕ったコートは大きすぎたので、2月に東京に来てから一緒に見に行こうね(^^)vと言っていた
ところ、以前にお母さんから貰ったコートを、自分が着るから送ってと電話が来た
もちろん、承諾して電話を置き、クローゼットを見たところ、お母さんにうってつけのミンクのライナーコートを発見した
いいお値段だったし、何より品がある

早速、電話をしてそのことを知らせた

お母さんは有り難がって喜んでくれた

ロングコートの方はボタンかひとつ取れていたので、明日ボタン屋さんへ行く
故郷のお母さんに宅急便を送るのが楽しみです



ふゆの 朝


清々しい冬の朝

思わず!背筋が伸びる

早朝の 冷気に

スカートをはいているが

暖かいコートを着ている

まだまだ 暗い夜がそこここに 漂っている
しかし、もう朝だ

遠く山並は紫に煙っている


ご来光がオレンジにすべてを包んでいくよ

冬の 朝だ

すばらしい 朝だ



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