1〜7巻まで発売中。
私はまだ観ていませんが、映画化もされています。



暇を持て余した二人の男子高校生が、放課後の川沿いの階段で、漫才のような掛け合いでくだらない話をする、というのが基本コンセプト。関西弁です。たまに他のキャラとも絡みます。

基本シュールなギャグですが、たまに重い話題をさらっと出してきます。主人公二人の家庭環境は複雑です。あと、主人公二人は学校ではほとんど話さない。でも、他の人との会話はほぼお互いの話題で盛り上がる。知り合いなのか友人なのか親友なのか、自分達でもよくわからない複雑な関係です。

かなり面白いという人と、笑うポイントが全くわからない人がいる、評価が両極端な作品です。関西人からの評価も高いです。(私調べ)

私的におすすめの話は、5巻の野球の話。たくさんのキャラが心理戦(笑)をしています。何故が瀬戸内海の二人だけはテレパシーで会話してます。

もうひとつは6巻の絵しりとりの話。最初に内海側の心理描写があって、次の話で瀬戸の心理描写があります。二人の考え方や性格の違いが面白いです。

是非ご一読を。



主人公ズ

瀬戸…主人公。髪を立ててる方。元サッカー部。部活を辞めて暇を持て余している。頭は良くないが、言葉選びのセンスが抜群。友人が多い。猫大好き。両親の離婚危機、祖母の入院、祖父の徘徊など家族問題を多く抱えている。しかし、それを自らネタにしている。サッカー部時代はモテていた。樫村さんが好き。内海に対して言葉では厳しい事を言うが、たまに心配したり、さりげない優しさを見せている。

内海…主人公。眼鏡の方。頭が良い。塾へ行く前の暇つぶしをしている。ツッコミは割と辛辣。難しい単語をぶっ込んでくる。人見知り。瀬戸が初めての友人。瀬戸を通じて仲良くなった人とは話せる。家族の話をしたがらない。瀬戸が本気で心配するほどヤバい家庭環境。イケメンでモテるがチョコは1つしか貰えなかった。樫村さんとは幼なじみで、惚れられている。しかし、瀬戸に対する遠慮か、ただ興味がないのか、樫村さんに対する態度はかなり冷たい。瀬戸に対する情景と劣等感からか、彼を過大評価している。



その他のキャラ

バルーンさん…ピエロの格好をしている。内海に対して辛辣。瀬戸は好きらしい。

鳴山先輩…不良の先輩。瀬戸の天敵。後輩に容赦ない怖い人。家族想いで猫に優しい。

田中真二…自分の存在意義に悩む同級生。瀬戸内海の勝負(バドミントン・ババ抜き・野球など)で審判を務める事で、自分の居場所を発見した。

ガッちゃん…瀬戸の友人で内海とも話すようになる。意外と喧嘩っぱやい。岡山弁。

馬場…内海のクラスの野球部員。印象の薄い顔らしく、二人に顔を認識されていない。

樫村さん…内海の事が好きな美少女。瀬戸のアピールは気付いているのかいないのか総スルー。むしろ内海と仲が良い瀬戸に対して嫉妬している様子。

ハツ美ちゃん…瀬戸を大大大好きな後輩。恥ずかしくて瀬戸と直接話せない。内海に耳打ちするか、携帯の文字だと話せるがかなり毒舌。瀬戸との話題作りの為に内海の情報を集めている。