元厚労省医系技官の木村もりよ氏「コロナの特別扱いをやめて!」 全数把握は「不可能」と断言

9/3(土) 15:11
スポニチアネックス

 元厚労省医系技官の木村もりよ氏が3日、ABCテレビ「教えて!ニュースライブ 正義のミカタ」(土曜前9・30)に生出演。新型コロナの特別扱いをすぐにやめるべきと訴えた。

 木村氏は全数把握について、「無症状感染者が多くいるのですから、全数把握は不可能」と断言し、「それよりも国民を救うために、コロナの特別扱いをやめていただきたい」と主張。「感染者数を全数把握して、何とか隔離してコロナを抑えようっていう、事実上のゼロコロナ路線をやっているのは日本と中国だけです。欧米を始めとする世界のほとんどの国は脱コロナです」と訴えた。

 また、番組では先月2日に全国知事会と日本医師会が全数把握の見直しを政府に要望。これに対して政府が同24日、“各自治体の判断で全数把握の見直しを可能とする”と発表すると、自治体が“地方自治体に丸投げだ”と反発したことなどを紹介。すると木村氏は「国民をバカにしている」と怒りをあらわに。「総理も首長も責任を取りたくないだけ。違うことをやって増えちゃったりとか、また重症者が…とか言われたら嫌だから、結局のところ、責任のなすりつけ合い」と憤りを口にした。