政府、濃厚接触者の就労容認検討 専門家からは異論

9/9(金) 18:51配信
共同通信

 新型コロナウイルス感染者の家族など濃厚接触者について、無症状の場合は待機中でも感染対策を徹底すれば就労や就学を認める案を政府が検討していることが9日、分かった。ただ厚生労働省の専門家組織のメンバーからは異論が出ており、先行きは不透明だ。

 濃厚接触者の待機期間を巡っては、変異株の特性や感染状況に応じて段階的に見直されてきた。流行「第7波」が急拡大した7月下旬には、濃厚接触者の待機期間を5日間に短縮し、検査で陰性が確認できれば陽性者との接触から3日目で解除を認めた。期間中は、自宅での待機が求められている。