トラック運転手、米に入国時のワクチン証明義務解除を要請

9/27(火) 11:01配信
ロイター

[ワシントン 26日 ロイター] - 北米のトラック運転手を代表する団体と米下院のニューヨーク州選出議員は26日、外国人入国者に対する新型コロナウイルスワクチン接種証明の提示義務を撤廃するようバイデン政権に要請した。

米国は6月に航空便での入国者に求めていた搭乗前のコロナ検査の陰性結果提示を不要にしたが、空路や陸路で入国する外国人に対するワクチン接種証明の提示義務は解除していない。

カナダは26日、航空機や鉄道利用時のワクチン接種やマスク着用義務など、感染抑制のための規制を10月1日から全面撤廃すると発表した。

ニューヨーク州のカナダと国境を接する選挙区選出のブライアン・ヒギンズ議員は「制限撤廃が遅れている。カナダの決定が適切で、米国もすぐに追随すべきだ」と訴えた。

カナダの約1000人を含む北米のトラック運転手15万人以上が加盟するオーナー・オペレーター独立ドライバー協会は、バイデン大統領への書簡で、トラック運転手の労働条件は既に厳しく、規制対応の負担も重いと指摘し、接種証明提示義務を撤廃するよう求めた。