話題:歴史
またもや幕末の会津藩です。
西軍が怒涛の勢いで雪崩込んで来る中、女性だけの戦闘舞台が薙刀を持ち応戦します。
その名を娘子隊(じょうしたい)。
西軍は女性だと解るや生け捕りにしようと試みますが、薙刀の名手は男に負けず劣らずの奮戦!ここにも会津藩の意地を見せつける人間がいたのです。
中心は中野竹子。江戸に聞こえた薙刀の名手にして才媛。逆賊の汚名を着せようとする西軍に屈する訳にはいきません。
迫り来る敵兵を薙刀の錆にして、戦っている中、銃弾が竹子を貫きます。最早これまで!
妹に介錯を依頼して旅立ちました。
「武士(もののふ)の 猛き心に比ぶれば 数にも入らぬ 我が身ながらも」
辞世の句は女であろうと会津魂を持っていた事を感じさせます。
山本八重と並ぶ会津の女傑です。