黒い猫は黒猫

家とバイトの往復とか耐えられない。
毎日電車に乗るとはいえ、こんな狭い市内から出ないとか耐えられない。


出かける金が無いから、あと体力もないから、この前の休みは本を読んだ。
物理的な散歩が出来ないなら精神を歩かせるしかない。
なにより足の小指が不調だったんだ。

文化批評とエッセイの合いの子みたいな本。
あと録画してた世界遺産の番組を見て、なんとなく世界史の教科書を開いた。
それで、驚異的に私は美術史の知識がないことに気付いてしまった。

我慢ならない。
私はバイトばかりをしている場合ではない。
むしろ私は何を知っているのか。
何も知らないんじゃないのか。

これはもう明日の休みは美術館に行くしかない。
先輩らにスイパラ行こうと誘われたが、今の私に必要なのは甘味より知識だ。


でも、知識ではなく狭い生活空間から出ることがなにより大事なんだ。
それは生活者と一緒ではならなくて、たとえ私の生活範囲より外のスイパラに先輩らと行こうと意味が無い。
というかまず、スイパラでは意味が無い。
あれに魅力を感じないから。


そんなわけで明日は早起きです。
寝たい。