黒い猫は黒猫

私が女なのは不慮の事故とか先天性の病気とかのようなものなんだ。

誰かに尽くしたり、誰かの為に自分の時間が無くなったりするのは真っ平だ。
まずそんな自分を想像できない。
優先順位は私が一番。
私以外は二の次で十分。

思考が男性型だから、ガールズトークとか理解できない。
わざわざ他人のこととか人間関係とかで悩みたくない。
ていうかそんなことをわざわざ悩む必要性を感じられない。
だるいことは出来るだけ躱して生きていきたい。
うざすぎるから。


今日、すごく差し迫った危機を感じた。

危うく代表の彼氏曰く「サイカに会わせたい男」とやらに会わされるとこだった。
歌舞伎町のどっかの店で働いてる27歳男性とかスペックだけでびびる。
代表の彼氏の上司らしい。やってられん。
つーか27って。
普通に大人じゃん。
学生なんか構ってないで早くそれなりの人見つけろよ。

ていうか、ネタで済まされなくなってきてる感じが怖い。
27歳の男紹介されるとかマジウケる、みたいなテンションで対応出来なくなってきている。
どうして、一体なんの義理があって、私はその人に会わなければならないの。

別に、その人が嫌なわけではないし、その人にはむしろ会ってみたい。
でもこんな状況で会わされるのは絶対嫌。
私が女になって恋愛をすることを外野に望まれる感がとても嫌。
下手したら向こうだって私が女性であることを望んでるかもしれないわけで。
だから、願わくは私が適当にあしらってる間に、その人に彼女ができますように。


今日、代表の彼氏と、そのお友達と、代表とで夜その店に集まって遊ぶって聞いて、楽しそうだし行きたいと思ったけど。
その27歳がいるって聞いてとても行きたくなくなったから、お誘いを断りました。
ていうか、その27歳と代表の彼氏がセットでいるのが嫌。
うぜぇ。

もう超怖い。
マジ嫌い。
ほんときもい。
身体なんてただの入れ物なのに。