黒い猫は黒猫

イケメン氏が今日もイケメンで私は幸せです。
奴がイケメンすぎて腹立たしいから、中二病と揶揄ってやりました。

私「卒アルの個人撮影今日までだよ。私今から行くけど、行った？」
友「は？卒アル？」
私「あー。やっぱ見てないか、掲示してあったけど」
友「マジか、だから今日みんな可愛いのか…。あたし今日これ…」
私「おまえは元がイケメンだから大丈夫。今日の格好は中二病だけど」
友「マジ中二だよね。このストール買うとき店員に「退廃的で…」的な説明されたし」
私「服屋でなかなか出てこないよ、退廃的」
友「耽美とかね。テーマは吸血鬼らしいよ」
私「それは中二病だわ」
友「で、あたしは中二病を患った状態で大学を卒業すると」
私「つらい」
友「あたしの方がつらいわ」


4年になってからあんまり授業かぶらないから、たまに会うとテンションがあがる。

その結果、小学生的遊びに走る。

私「ファイル無駄なものたくさん入ってるー」
Ａ「何それ」
私「展示のチラシとかDMとか」
Ａ「散らかさないのー」←厚めのDMを適当に折り始める
Ｂ「何折ってるの？」
Ａ「いや、なんか適当に折り曲げてみた」←テーブルに置く
私「…なんかこれ東京都っぽくない？パブリックアート的な」
Ａ「あー、わかる！こういうオブジェありそう！新宿のLOVEみたいなね！」
Ｂ「1/10モデルとかでこのサイズありそう！」
私「でしょ？このDMの柄とかさー」←写メ
Ａ「あたしも撮る」
私「あ、写メだと東京都っぽくない！」
Ａ「ほんとだ、ただの紙だこれ！」
Ｂ「まぁ、ただの紙だからね…」
私「こんなに東京都っぽい雰囲気なのに！」

ここから誰が一番このDMを東京都っぽい雰囲気で撮れるかを競い合う。

私「このアングルは？」
Ａ「いや、やっぱりただの紙だよー」
Ｂ「これは？」
私「あ、なんか向こうから子ども走ってきそう」
Ａ「下のテーブルが白いのがいけないと思うんだ」
私「コンクリ的な色が良いよね」
Ｂ「この要らないチラシ類のなかに土台になりそうなものとかないの」

的な検証を30分くらい本気でやる。
で、我に返る。

私「そもそも果たしてこれが本当に東京都っぽいのか…？」
Ａ「そもそも東京都っぽいって何」
Ｂ「抽象的な定義だよね」
私「うわー急激にこれがただの紙に見える！」
Ａ「はぁー！？サイカが言い始めて一番はしゃいでたくせに！」
私「だって我に返っちゃったよ！」



そんなことばっかりしていたら授業をさぼってしまいました。
馬鹿すぎる。