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かえりみち

また行きます。
それだけは確実。


私は何も出来ないし、やっぱり男手に比べて圧倒的に役にはたたないし、精々いないよりマシってレベルですけど。
いないよりマシならまた行きます。
今度はもっと男手を連れて。
あれを見ちゃったらもう、放り投げられない。

何よりも、私の行ったNPOがすごく熱くていい人ばっかりで、生活自体がすごく楽しかった。
また明日も頑張ろうって思える、あのビレッジでの生活がとても有意義で。


私が行ったのは、本当は被災地の小学生とお絵描きしたくて。
でも今回は時間がなかったし、人手も足りないし、下見ということで。

行ったのは宮城県。
テレビでも報道されてるようなとこ。
作業は2日参加して、瓦礫処理の類と、炊き出しをさせてもらいました。


1日目は瓦礫処理。
たんぼの中には貝殻とか、生き物であっただろう魚類的な何かが埋まってました。
住宅街は半壊の家屋がいっぱいで、たまたま出会ったお婆ちゃんのお家の側溝の泥かきしたら手を合わせられて感謝されて写真撮られて。
お庭にはどこから流れてきたかわからない洗濯カゴとか、何に使うかわからないやたら長いビニールの何かとかがいっぱい散らばってて、地面にはガラスが埋まってたり。
和室がぐちゃぐちゃで、畳がわけわからないとこにあって畳の下の土がえぐれてたりする中で人がそこで生活してたり。

それでもそこで生活していて。
あそこに実家があった人が何千人とかいて。


テレビのモニターっていうのは、メディアの特性上やっぱりリアリティーがない。
あのモニターは、アニメやドラマや映画を映すモニターでもあるから。
四角い枠で切り取られた映画を見せられてる気分になる。

五感を使って、特に皮膚感覚を使って感じることで、
「東北で起こった他人事」
から
「あのお婆ちゃんの身に起きた事実」
に変わる。



思い出したら夜行バスの中にもかかわらず泣けてきたのでとりあえず寝ます。
2日目の話も明日書きます。
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