本編書いてて誰にも触れられないor気付かれないのは悲しいから自分から裏話やらキャラについてあれこれ語っちゃえ〜っていう自己満の塊の虚し…解説コーナーです(ぁ
今回はタイトル通り、一節〜三節のエリィについて。
!ネタバレありますので注意!
エリィのセリフに関しては、他のキャラ以上に気を遣ってる所があります。
それはズバリ『漢字の使用』なんですが、初期の彼女はロック達と話す際、ひらがなばっかり使っています。
逆に、エレメントについて説明したりするセリフでは漢字だらけ。
これは何かって言いますと、『エリィが正しく理解して、自分の中で定着している言葉のみを漢字で書いている』という事なんです。上手い説明が思いつかないですが…。
エレメントに関しては初登場時の彼女でもちゃんとした知識があるので漢字ばかり、逆に他愛のない会話では彼女に知識も何もないのでひらがなばっかりになるという事です。
特にリピートとの会話がわかりやすいのではないでしょうか。彼女は『おふろ』がなんだかよくわかっていません。ただ、目の前にいるリピートが促して、ロックも行って来なよと言ったので従っているだけです。
お風呂についてはリピートに教わりましたが、後のアリアとのやり取りでもエリィは『おふろ』と言っています。
言葉を覚えるのは早いですが、何度も使わないとエリィの中で定着しないのです。
☆ごめん、の使用について
喜怒哀楽の区別がまだよくついていないエリィにとって、二節でのロックの落ち込みようは不可解なものでした。
「かなしい?」という問いは、それでもロックの様子を見て彼女なりに人の喜怒哀楽のパターンに当てはめて考えて、でも自分にはよくわからない→じゃあ聞いてみよう、という思考です。
そんな彼女に変化があったのは、その直後。
涙を流すロックを見て、彼女の中で『悲しい』という感情を何となくですが理解して。
それと同時にロックに対する申し訳なさやらが芽生えた結果、こんな時なんて言えばいいのか→彼が直前に口走った『ごめん』という言葉を使おう、となったのです。
あと、エリィは基本的に会話で比喩表現とかを使いません。少なくとも今のところは、ですが。
彼女のセリフは全部、彼女の知識と経験から覚えた言葉を使っていますので…。
「ロックのお父さんの傷、治したい」なんかが分かりやすいですね。
「お父さんを助けたい」とか、言い方なら他にもあるんですけど、彼女の中では『助ける』という言葉より『傷を治す』という直接的な言葉の方が先に出て来たのです。
こんな具合で、エリィのセリフは毎回他キャラ以上に気を配って書いています。
三節終わり〜四節からはだいぶ漢字が増えてきて正直楽になってきてますが(笑
ただ、彼女がちゃんと意味を理解して自分の中で定着していても、何となくキャラの性格的に「ひらがなの方が良くね?」ってなった言葉は普通にひらがなで書きます。そこらへんは作者の好みと独断と偏見と気紛れで決まります(ぇ
例えば一人称は作者の好みで『わたし』のままかもね! ぶっちゃけちょっと迷ってるんだ!(>Σ<)
いやだってその方がメインキャラ6人みんな一人称の表記が違くてわかりやすいんだもん…(ロック→僕、エリィ→わたし、シング→オレ、アリア→私、セイル→俺、リピート→リピート)。