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無念


話題:歴史



八月十八日の政変がおき、天皇の大和行幸が中止となりました。
天誅組は孤立無援となります。
1863年9月24日、ついに天誅組は壊滅します。

リーダーの一人は土佐藩士、吉村寅太郎。
毎度ではあるが、詳細を知りたい方は調べてみて下さい。



歴史好きな私の為、本などを読んでいくと、必ず辞世の句と言うものに遭遇するのだ。そこには表せない程の感情や理念が詰まっているのだろう。



「吉野山 風に乱るる もみじ葉は 我が打つ太刀の 血煙と見よ」




前述の吉村寅太郎の辞世の句である。

人によって見方は色々と有るだろが、私はこの一句に「無念」を感じるのだ。
つまるところ、歴史とは無念の積み重ねが勝者を作る物語ではないだろうか?

この辞世の句は志半ばで散っていく無念さが強烈に感じられる一句だ。
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日本の未来を予言


話題:歴史



黒船来航。

この時から私の大好きな幕末史が始まったと言って良いでしょう。
今更私がその経緯を語っても皆様もご存知だろう。そこで、マシュー・カルブレイス・ペリー提督の残した言葉を紹介したい。




「世界のどの地方においても、日本人のように気取りのない優雅さと威厳を備えた国民は見たことがない。」

「実用ならびに機械的分野において、日本人の卓越した手先の器用さと工業的能力の完全さは驚くべきものである」

「外国との交流が進むことによって、日本は世界の最も恵まれた国々と並ぶまでの水準になるだろう。」


(アメリカ艦隊シナ近海および日本遠征記より)


日本の将来像を予見したペリー提督の観察眼は特筆すべきものです。
そして、この遠征記の編集作業終了後、僅か3ヶ月。提督はこの世を去ります。享年63才。

ペリー提督にとって最後の仕事となりました。


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