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啓発録


話題:歴史



16才で大阪の適塾にて蘭方医学を学びます。
他藩士との交流を重ね、1852年帰藩。同年藩医。
55年、武士の身分を与えられ、藩の政治にかかわる事になります。
57年、明道館の教師となり、西洋学術の勉強を推進します。
その後、藩主・松平慶平の側近となり、片腕として奔走します。


ここまでで人物を特定出来たなら、それなりに幕末史に詳しい方だろう。

橋本左内、享年25才。59年10月、安政の大獄にて命を落とします。


徳川(一橋)慶喜を将軍として、将軍を頂点とした雄藩連合を形成。有能な人材を登用した統一国家を構想。
ロシアと同盟を結び、海外貿易を推進し西洋に学び富国強兵をはかろうと考えていました。

また、僅か15才にて「啓発録」を著作します。
江戸では英語やドイツ語も習得。比類なき天才ぶりを発揮。
当時、随一の知識と学識を備えていました。
しかし、そんな左内にも容赦なのが井伊の赤鬼。先に記した通りです。


西郷隆盛、藤田東湖、武田耕雲斎などが口を揃え、学識、才能、明晰さを讃えたと言われています。

数多の命が散った幕末。そんな中で、もし、存命で維新を迎えていたなら…きっと違った歴史を作ったであろうと思わせる人物です。

日本のもの


話題:東日本大震災



東日本大震災により岩手、宮城、福島の3県で発生したがれきについて、環境省は22日、1月末時点で46%分の処理が終わったと発表した。震災から2年がたつ3月末時点で6割近くを処理する中間目標を、宮城は達成できる見通しだが、岩手は難しい状況。目標が設けられていない福島は、原発事故の影響で処理が遅れている。




なんとかならないのだろうか?本当に心が痛む。
我々関東に住む人間は、福島などに原発を押し付けて来た。
そのせいか瓦礫処理などは受け入れするのは当然だ。と言うより東北の瓦礫は日本の瓦礫だと言う意見もある。

今では大阪などでも受け入れをしてくれている。あまり好きではないが、橋下の決断に讃辞を送りたい!


だが、まだまだだ!
オールジャパンで東北復興に協力して欲しい。



まぁ山本なんとかは大阪での瓦礫処理に難癖を付けてるらしいが…(怒)

農家のオヤジは立派な教育者でした

話題:教育や社会問題に関して


前記事で私が中学生の喫煙マナーについて注意した件を書いた。
意外に好意的に受け取ってもらったようだ。多少ブーイング覚悟だったのだが…


私が小学生の時の話。


真夏の暑い日。海まで自転車で10分の私は、友人2人と海へ行きました。
海水浴を楽しみ帰路。その途中にあるスイカ畑。長閑な時代である。柵も無ければハウスでもない。入りたい放題である。
当時はガキで解らなかったのだが、値崩れしないように出荷調整していたんですね。

さぁ我々3人のクソガキはスイカ畑に入り込み、スイカを食します。
綺麗に表現しましたが、簡単に言えばスイカ泥棒です。本当にバカガキです。
しかし、悪い事はばれるんですね。農家の方に発見されてしまいます。食い散らかした私達は、完全にビビり状態です。
そんな時、農家の方が一言言いました。
「喰うなら全部食っていけ」
我々は何がなんだか解らず、
「?」状態。

「もう売れないスイカなんだから食って構わん!そのかわり残さず全部食え!」
泥棒した事ではなく、食い残して逃げようとした事を怒ったんですね。
ガキの私には衝撃でした。


民主党時代、子供手当てだの、高校無償化など、子供は社会で育てると立派なお題目を唱えていた。

しかし、社会が子供を育てるとは、お金を出す事ではないと思う。
事の善悪や本質をみんなで教え、見守る事ではないだろうか?

私は大人失格なのだろう


話題:喫煙/禁煙



私の自宅近くには大型のショッピングモールがある。
フードコートなどもあり非常に便利だ。ただ、昨今の流れで館内は全面禁煙なのだ。まぁ仕方ない。これも時代。受け入れしかないです。

私が買い物を済ませ出てくると、外の駐輪場でたむろしてる男子中学生4人。
煙草をふかしている。10メートル先に喫煙所があるにもかかわらずだ。

私は近寄り、
「君達、煙草は最低限、灰皿のある場所で吸いなさい」
と注意した。

その後、私も喫煙所に行き煙草を嗜んだのだが、なんと中学生の一人から質問された。
「煙草を止めろとは言わないんですか?」
どうやら悪い事をしてる自覚はあるらしい。私は、
「別に君達が煙草を吸おうが、酒飲もうが、女抱こうがどうでも良いよ。ただ、今は禁煙が五月蝿いからルールを守らないともっと禁煙の場所が増えるだろ?そしたら私自身が困るからね。別に未成年の喫煙に目くじら立てても仕方ないよ。それより、中学生が税金を払ってくれるんだから、我々大人は君達に感謝しないとね♪」
こんな感じで話をしたら、中学生が苦笑いしてました。


本来なら煙草を止めさせるのが、正しい大人だろう。自分の利害しか考えない私は大人失格なんだろう。

ターニングポイント


話題:歴史


人生で転換地点と言うべき場所が必ず存在するだろう。大小様々だろうが、避けては通る事は出来ない。
日本史の中で前半生と後半生でこれほどまでに違う人間も珍しい。



17歳から32歳までの15年、分家・独立する事無く部屋住みとして過ごします。
自らの住居を花の咲く事のない埋木にたとえ、「埋木舎」(ウモレギノシャ)と称します。
茶道、禅、歌道、能、武術などに明けくれます。彼の人生にターニングポイントが大きいモノでなければ、随一の文化人として名を残したのかもしれません。


しかし、時代はかれを歴史の表舞台に引き出します。世継ぎ候補の急死を受け、13代彦根藩主となります。
もう解ったでしょう。あの安政の大獄で有名な井伊直弼です。


「井伊の赤鬼」と称されるほどの剛腕を発揮します。
大老就任から僅か2ヶ月、日米修好通商条約締結。
その3ヶ月後には、先に記した安政の大獄を始めます。
そして、大老就任から2年弱、あの桜田門外の変にて凶刃に倒れるのです。


龍道真一著、「化天」(げてむ)。新しい視点から幕末をとらえ、井伊直弼が語られています。

幕末の独裁者と言われる彼の真の姿は何処にあるのでしょうか?