昨年末に,十二月の旅人になった大滝詠一氏と太田裕美女史の さらばシベリア鉄道 を聴き比べてました

ここからは僕の独断と偏見が入り混じります

前者は極寒のシベリア大陸をかなりのスピードで走り抜ける始発列車の三等客車内で孤独と焦燥の中に倦怠感が加わった印象
何処か寂しさが感じられます

後者は目的地が近付きつつある,徐行運転中の車内
雪解けの近い,柔らかな暖かさの中を走る,やっぱりシベリア鉄道
駅には誰か待っているような印象

光と影を現しているような楽曲
深夜特急のような雑多な喧騒感はなく,聞こえるのは単調に刻むレールの継ぎ目の音…
気持ちはシベリア大陸へ馳せてます

双方とも,情景を浮かびあがらせてくれるので銘曲である事には間違いありませんね


ここまで読んでくれてありがとう
また会いましょう